京水引 

●水引きとは

●イベント

●会社概要

雁金屋の京水引

伝統産業認定(水引師) 

  第31世小笠原流礼法会

雁金屋株式会社大嶋は2代目大嶋屋喜助が天保7年儀式用品の店として開店しました

享保年間に御所に水引を納品した史実があります

大正7年イギリス皇室ご栄覧(写真)

大正13年 昭和天皇ご婚礼の際には結婚式に参加 記念品(写真)

昭和7年大阪城 築城記念の折出展(写真)

昭和61年ボストン       平成7年9月【メルボルン京都工芸展】出展

水引きは、こよりに米糊を引いて干し固めたものです。
水引の起源はたいへん古く、飛鳥時代に遡ります。遣随使が帰朝した際に、随からの贈り物に航海の無事と平穏を祈る紅白の麻紐が結ばれていました。 この麻紐が基になり、その後平安時代には一般社会にも広まり、「水引き」と呼ばれるようになりました。
古代、「結ぶ」という行為には大切な意味がありました。呪術として約束や契りの成就、健康や長寿を祈って行われたのです。
現在でも、祝儀袋に水引きをかけ、結ぶという行為の中には、その「結び」の考えが受け継がれています。

今では一般に3本または5本並べて固め、熨斗や贈り物にかけて結び、飾りひもとします。水引きをかけることによって、その品物がまだ誰も使用していないもの、清潔で新しいものであるということを表しています。
用いる色や結び方には、慶事・弔事など用途に応じて、決まりがあり、四季折々のお飾りに、心を贈る金封にと、日本人の繊細な感性で様々な美しい形が生み出されました。

 

◆結び方の違い

用途:慶事全般

用途:お礼やご挨拶、婚礼以外の一般祝事・記念行事(還暦・古希など)

用途:婚礼・弔事全般・傷病のお見舞い・全快祝い・災害見舞いなど

花結びよりも格式のある結び方で、輪が互いに結びあっている形が祝儀ものとしておめでたい鮑の形に似ていることから、あわび結びと言われます。あわじ結びとも言い、慶事の贈答用に使用します。結び目が複雑に絡み合っていて、解こうとすれば解けるが容易には解けないことから、慶事と弔事の双方に用いられます。

一般的に最も良く使われる形で、蝶結びとも言います。結び目が簡単に解け、何度も結びなおせることから、何度も繰り替えしたいお祝い事の贈答に用います。あらたまった慶事でなくても贈答全般に使われます。弔事には使用しません。

結びともいい、ほどけにくい事から、二度目はないようにとの気持ちをこめて、婚礼と弔事に限って使われる結び方です。固く結ばれ、解けないことを願い婚礼関係に、二度とくり返さないようにとの願いを込めて弔事に用いられます。
婚礼(慶事)の場合は水引の両端を上向きに、弔事の場合は下向きに結びます。